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WBC2次ラウンドを終えて

12日、WBC2次ラウンド順位決定戦が行われ、日本がオランダに10対6で勝利した。日本の先発は大隣。先頭のシモンズに先制ホームランを浴びてしまうが、その後は三者連続三振と立ち直り、3回を投げて1安打6奪三振の好投。攻めては2回に阿部の2打席連続ホームラン、松田、長野のタイムリーで大量8点を奪い試合を決めた。その後7.8回に5点を返されるが8回裏には再び長野がタイムリーを放ち2点を加えオランダを突き放し、最後は牧田が締めた。

メジャー抜きで3連覇を狙うことになった侍ジャパン。強化試合、1次ラウンドと打線の不調が危惧されていたが、ここに来て調子の上がらなかった長野にタイムリー、また主砲阿部の2本塁打など、打線全体として上向いてきた点は決勝ラウンドに向けての大きな好材料だ。終わってみれば2次ラウンドは全勝。いい形で決勝ラウンドに臨めることになった。そしてその分岐点をあげるとすれば、誰もが台湾戦を振り返るに違いない

最大のポイントとなったプレーは1点を追う9回2死一塁からの鳥谷の盗塁成功だ。アウトになったら終わり。普通なら走らせないし、走れない場面。「相手のクイックは速くない」ということがインプットされていた鳥谷は、さらに1球牽制が入ったことで、「続けての牽制はもうない」とスタートを決断したという。日本なら続けての牽制も警戒するが、そこまで緻密なチームは外国にはない。鳥谷の野球センスが、あの発想を可能にした。

緊迫した局面で、走れる理由を見い出し、実行した。期待以上の働きを見せた鳥谷は、阪神の人気選手から球界を代表する一流に飛躍するであろう。

そしてもう一人、この試合を救ったのは鳥谷が盗塁を成功させた後の9回2死二塁の場面で見せた2番井端の冷静かつ神がかり的な同点打。メジャー選手という華やかな核を持たないこのチームにおいて、いぶし銀の光を放つ今までとは違う形のヒーローの登場。これが化学反応を生み侍ジャパンが目覚めさせるきっかけになるとは戦前誰が予想しただろう。

言い換えればこれが野球というスポーツの醍醐味でもある。攻撃は基本、投手と打者の1対1の戦いでありながら、数々の要素がその勝負を決める。誰もが決定的なヒーローになる可能性を秘めているのがこのスポーツの面白さだ。その意味で井端の好打を呼び込む鳥谷の盗塁も歴史として間違いなく語り継がれることになるだろう。
  
しかし、好材料ばかりではない。オランダとの1戦目の6回裏、またこの試合での7.8回表のように、不用意な投球はパワー打線には絶対に禁物だ。2組の結果はまだ出てはいないが、特にメジャー選手を擁するドミニカ共和国は抑えも打線も強力で評価は高い。勝ち上がりが予想されるアメリカも同様で、投手が代わる度に力が落ちていた台湾、オランダとは一枚力が違う。

2次ラウンドを1位通過したため、準決勝を勝てば中1日で決勝に向かえる侍ジャパン。あくまで勝てばという予想のもとだが、その戦い方によっては決勝で豊富な投手陣をつぎ込めることが可能になった。また決勝ラウンドの舞台、サンフランシスコAT&Tパークは、ホームランの出にくい球場として有名。本塁から右翼、左翼への距離が大きく違う特殊な構造で、イチローがオールスターでランニングホームランを打ったように、脚を絡める侍ジャパンには有利に働く可能性も高い

3連覇まであと2勝。オランダ戦後すぐに渡米した侍ジャパンはこのあと2試合練習試合を経て18日の準決勝に臨む。
歴史は繰り返すか
鳥谷、井端に続くヒーローの登場が栄光の鍵を握っている。
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