『カワイイ区』の可愛くない話。 その1

カワイイ区

AKB48の篠田麻里子を初代区長に起用し、福岡市が昨年8月から始めた「福岡市カワイイ区」事業。区民登録が4万人を超えたとおおはしゃぎの高島宗一郎市長だが、ネット上の仮想の区であるため税収などが見込めるわけではない。趣旨や具体的な事業展開構想もハッキリしないまま唐突に始まった同事業を疑問視する声は少なくなかった。

事業の発端となったのは、高島市長と会談した篠田麻里子の“ひらめき”だったことが公表されていたが、タレントの“ひらめき”に乗って事業を展開した高島市政の幼稚な実態がここにきて浮き彫りとなっている。(@´*v*`):;*.’:;ブッ
 
篠田氏側の指定という異例の形で同事業の業務を請け負ったのは広告代理店最大手の「電通」。随意契約の金額は約1千万円に上っていた。人気タレントとパフォーマンス好きの市長のトップダウン決定に、市民の税金が利用された形だ

「カワイイ区」の問題点
 
「カワイイ区」とは、福岡が持つ多彩な魅力や特性を、新たな都市イメージで発信していくとして、同市が首都圏を主なターゲットに始めたシティプロモーション事業の一環だ。
「カワイイ区」を、現在福岡市にある東、博多、南、中央、城南、西、早良の7区に次ぐ、8番目の仮想の「区」と位置付け、AKB48の篠田麻里子を初代区長に事業展開を図るという計画である。

福岡市のホームページ上での説明によれば、「カワイイ」とは、『容姿だけではなく、感情表現が豊か、明るく人なつっこい、いきいきと輝いている、情に厚いなど、考え方、話し方、振る舞いすべての要素に用いられるもので、人をいとおしい気持ちにさせるすべての魅力・センス』なのだという。カワイイの解釈までは理解できるのだが、このあとの事業の説明は理解不能だ。

「カワイイ区の概要」には、『女子がカワイイとよ~』、『都市がカワイイ』、『食がカワイイ』、『文化・産業がカワイイ』、『歴史・風土がカワイイ』としてこまごまと理屈が並べられているが、前述した「カワイイ」を福岡市の現状に無理やりこじつけた安っぽい言葉の羅列でしかない。

例えば、『文化・産業がカワイイ』には次のように記されている。
「福岡は、日本の大都市ではめずらしく、工場がほとんどない「商業の街」です。ゲーム関連会社などのカワイイ=コンテンツ関連産業が充実しており、日本が世界に誇るカワイイ文化を世界に発信する、最も相応しい都市になる可能性を秘めています。集積規模が大きすぎないのも、これまたカワイイ。」

意味不明過ぎて笑いが出る。(●・´艸`・)、;’.・ ププゥ

産業の集積規模が小さいのは都市の弱点ではないのか?これをカワイイで片付けることは容認できない。集積規模を拡大させる努力をしなければならない行政機関が言うことではないからだ

疑問はまだある
区政の運営方針として、ホームページから登録した「カワイイ区民」にメルマガの配信や特別住民票を発行(希望者のみ1枚300円)し、ファッション産業の振興や「福岡=カワイイ」を国内外に発信するとしているが、若者を中心とした「カワイイ区民」“だけ”に行政サービスを提供することに問題はないのだろうか

当然ながら行政の行為には公費支出が伴う。原資は税金である。「カワイイ区」のぼやけた目的やチャラチャラした内容から言えば、行政機関が実施する事業というより“お遊び”に近い。しかも、「カワイイ区」の区民の内訳は公表されておらず、その動向を掴むことも難しい。
 
行政サービスを提供するにあたっては、「受益者負担」の原則があるはずだが、この事業にはそうした思想が反映されていないのだ。

なぜこのような“愚行”がまかり通ったのかは次回ブログで検証します。
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