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ダービーマッチについて!

アビスパ福岡2013年シーズンのクラブスローガンが『一燃蜂起~2013 福岡ヂカラ~』(読み方:いちねんほうき)に決定した。
20130114_05[1]

一から燃える。
まず原点にある、福岡を拠点としてサッカーができる歓びを胸に、全試合、サポーターといっしょに燃える時間を過ごす一年にしたい。
そして、蜂起する。
スタープレーヤーが引っ張るのではなく、蜂が一斉に巣を発つように、全選手、全スタッフ、全サポーターが一丸となってJ1 へ向けて飛び立ちたい。
という想いを『一燃蜂起』に表現したそうだ。

各チームが続々とキャンプインするこの時期、開幕戦の対戦相手もアウェイで東京ヴェルディに決まり、いよいよJリーグも3月3日に幕を明ける!今期はガンバ大阪が初めてJ2に降格してきたことにより注目を集めているが、アビスパ福岡にとっての最大の試合はやはりダービーマッチである。

ダービーマッチという言葉を辞書で調べると、「サッカーなどの球技スポーツで広く使われている、ある共通の条件を持つクラブチーム同士の試合対戦形式の地域戦」を指す言葉である。これから察するに福岡ダービーといえばアビスパ福岡 VS ギラヴァンツ北九州をイメージしそうであるが、我らがアビスパにとって一番熱く盛り上がるダービーといえば「バトル・オブ・九州」を語る上で欠かせない、アビスパ福岡 VS サガン鳥栖のダービーマッチである。現在は鳥栖がJ1、福岡はJ2とカテゴリーが違うためリーグ戦での対戦はあり得ないが、数年前まではこの対決が最高に面白かった。このダービーが盛り上がる理由には両クラブの歴史的な背景が関与している

「野球は福岡、サッカーは鳥栖」という暗黙の了解を受け、九州からプロサッカークラブを育てようと、鳥栖でPJMフューチャーズがスタートした。しかし、その半年後に福岡市が署名活動などを経て静岡県から藤枝ブルックスを誘致し、同じ地域に、しかも電車で30分ほどの近隣に2つのサッカークラブが誕生してしまった。その後、福岡ブルックスはアビスパ福岡と名称を変えJ1に昇格し、安定したクラブ経営や集客力で順調なスタートを見せていた。一方、スポンサーを福岡に奪われるなどその余波を受けた鳥栖は、経営難からチーム存続の危機に追い込まれてしまった。そういった経緯もあり、鳥栖サポーターの中に福岡に対しての“怨念”にも似たライバル意識が芽生えたのである

鳥栖のサポーターは新しく招聘される監督に対し「他のチームには全部負けてもいいから、とにかくアビスパだけには絶対に勝ってくれ」という強烈なメッセージを送っていたそうだ。

サガン鳥栖前監督の松本育夫氏は、サポーターの思いを聞き、監督就任以来とにかく福岡に対して勝つということを意識し続けてきたという。これはクラブも同じで、財源や集客の問題に着手し、当時、営業スタッフだった牛島社長が最初に行ったのは、福岡のホームスタジアムでスポンサーの看板を数えることであった。「いつかは必ずアビスパの看板の数を超える」と胸に秘め、その目標を達成するために努力してきたそうだ。

松本監督はユース日本代表監督を務めていた時、韓国と対戦する前に選手を5人1組で図書館へ行かせ、日韓との歴史的背景を勉強させ、どうして韓国が「日本には絶対に負けられない」という思いで必死に向かってくるのかを分からせたそうだ。ただ単に「韓国戦だから頑張れ」と指示するだけでは、死にもの狂いで向かってくる韓国から勝利をもぎ取ることはもちろん、ピッチで互角に戦うことすらできない。そういった背景を知ることで、また違う戦いができると考えていたわけだ。

それと同じで福岡との歴史的な背景を理解した上で試合に臨めば、ダービーの重要性や戦うという意識が高くなる。そんな選手たちを福岡とのダービーで「戦わせる」ために、ミーティングや映像を使ってみっちりとチーム創設の背景や歴史、福岡との因縁などを伝え、このダービーマッチが他のチームとの対戦と全く異なることを教え込むそうである。

「バトル・オブ・九州」に話を戻すと、現在、九州のJ2は4チーム(福岡、北九州、熊本、長崎)にほとんど実力の差はない。(鳥栖、大分はJ1)そこで差を生むものは、やはり“闘争心”。「勝ちたい」、「負けられない」というこだわりをいかに表現するかによって勝敗が変わってくる。その闘争心に加えて、目指すサッカーを展開できたチームが、結果を残していくであろう。そこでのポイントは、いかに早く相手のゴールに行くか、ルーズボールを取るか。まさに意地と意地のぶつかり合い

今シーズンも各チームとホーム&アウェーで2度対戦することになるが、すべて勝つという気持ちで臨む姿勢が必要。それくらいの気持ちで臨まなければ、欲しいものは手に入れられない。最終的な目標はJ1昇格だが、そのためには九州の3チームに負けないことが最低条件である。もちろん鳥栖とのライバル対決は未来永劫ずっと続いていくでことであろう。選手もクラブも、そしてサポーターも盛り上がりを見せていくと思うが、これがJ1チーム同士の対決だったら言うことはない。将来的にJ1でダービーを行うことが、福岡のあるべき姿なのだと切に願います

今、日本人選手は闘争という意味で本当の戦いができていないように思います。しかし、「ダービー」と位置付けることにより、それぞれの選手が戦う意識を高めます。だからこそ「ダービー」や「バトル・オブ・九州」には大きな意義がある。ここは現代の日本サッカーに欠けている真の意味での“闘争心”や意地をかけた戦いを経験できる舞台だと思います。本当の意味で戦うことを経験することで、選手は大きく、強くなっていく。「ダービー」はそういう存在であるべきです。

先ほどの話にも出ましたが、韓国の選手は「国のために」という闘志を抱いて日本に向かってきました。しかし、日本の選手にはバックボーンがなく、試合の意味を理解していなかった。恵まれた環境で順風満帆に育ってきた選手たちは「闘争」の真意を知らないし、身に付いてもいない。戦うことがなぜ重要なのかさえも分からない。技術や戦術を語るよりも先に「負けるものか」という闘争心がなければ、いくら能力を持っていても発揮することはできない。闘争心があって初めて、技術や戦術、体力を使って勝利を得ることができるのです。そういう意味で「ダービー」は、日本人選手が“闘争心”を養い、真の意味で戦うことを知る貴重な場所であると考えます。

ただし、何でも「ダービー」とすることがいいわけではありません。クラブ経営の問題、歴史的背景、地域性など、すべてが含まれた中での「ダービー」でなければならない。福岡 VS 鳥栖は「これぞダービー」という雰囲気を作り出しています。単なる試合、選手同士の戦いにとどまらず、クラブ、サポーター、地域を含むすべての背景がぶつかる戦いこそが真の「ダービー」。それが今の日本人選手に必要なものを生み出すことのできる機会であり、重要な財産をもたらしてくれる場所だと思います。日本サッカーに足りないもの、サッカーにおいて大切なもの、イコール“闘争心”が、そこにはある
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