福岡ダービーに懸ける思い!

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アビスパ福岡が苦しんでいる。第17節を終えて5勝6分6敗の成績は14位。「J2優勝、J1昇格」を目標に掲げながら、ここまで昇格争いに絡むことなくシーズンを過ごしている。大きな課題となっているのは自分たちの想いや、チームとしてやるべきことをプレーで表現出来ないメンタル面での弱さ。それが顕著に表れたのが前節のザスパ草津戦だった。開始4分には遠藤敬佑のパスを受けた小林竜樹がいきなりオープニングシュート。ゴールこそならなかったが草津は一気に勢いづく。一方的に福岡ゴールに襲いかかる草津は34分、左CKから小柳達司が入れた高速クロスをスラインディング気味に押し込み9試合ぶりの先制点で活気づくと、その後も次々と決定機を迎えて福岡を追いつめていく。

前半アディショナルタイムには松下裕樹が渾身のFKを放つ。福岡GK神山の好セーブがなかったら、前半で試合は終わっていたかもしれない。後半20分以降は、それまでの展開が嘘のようにポゼッションを支配し福岡のゲームとなっていくが、センターバックを中心とした草津の決死の守備で攻撃をブロックされ、単発な攻撃を繰り返し決定機を作れず下位チーム相手にまさかの敗戦。

そんなアビスパ福岡が次節に迎えるのは、同じ福岡県内にホームタウンを置く北九州との『福岡ダービー』だ。過去、Jリーグで行われた数々のダービーがそうであったように、ダービーは気持ちと気持ちが真正面からぶつかり合う試合。そこでは、勝利に対する気持ちが強いチームが勝利を掴む。北九州との福岡ダービーは今回で3度目。過去、鳥栖との間で激しい戦いを繰り広げてきた福岡にとって、北九州とのダービーの歴史は浅い。

しかし、同じ福岡県内にホームタウンを持つ北九州との戦いは、歴史の長さに拘わらず、鳥栖とのダービーと同等か、それ以上の重要な意味を持つ。理由はいたってシンプル。この戦いで勝った方が福岡で一番強いことを示すことになるからだ。「Jリーグの歴史で言えば、明らかに福岡の方が長い。Jに参入してまだ3年目のチームに簡単に負けるようでは、これまでに積み重ねてきたものの意味を問われかねない。サッカーに関しては我々の方が上だというところを見せつけたい」と話すのは古賀。そして鈴木惇も「同じ県内にあるチームには絶対に負けたくない。どんなに状況が悪くても勝点3。とにかく直接対決では絶対に負けたくないし、順位も必ず上にいたい」と話す。

もちろん、北九州も同じ想いで戦いに臨んで来ることは言うまでもない。ましてや、三浦泰年監督は福岡でのプレー経験があり、また、当時は闘将として知られた選手。表面上は平静を装ってはいても、この戦いに熱く燃え、そして、全てをかけて挑んで来ることは疑いようがない。それは北九州の選手たちにも言えること。自分たちに力さえあれば、全てをひっくり返すことが出来るのも勝負の世界。福岡が歴史とプライドをかけて戦うのなら、北九州は、歴史に関係なく勝った方が強いということを証明するために戦うはずだ。福岡同様に、この特別な戦いに勝って一気に勢いを付けたいのは同じこと。

そんな戦いを迎えるにあたって前田監督は次のように話す。
「ダービーに理屈も何もいらない。ただ、目の前の相手を倒すだけ。それしかない。そこでの戦いは自分たちの生きざま。それをファン、サポーターに見てくれという試合。それがダービー。ポイントは100%の力を出し切ること。ハイテンションの戦いの中で、力の全てを発揮できれば、選手としても、チームとしても成長する」と。

全ては、我が町のチームとともに戦い、ともに勝利し、ともに歓喜の声を上げるため。
福岡ダービーでの勝利は、チームだけではなく、福岡に関わる全ての人たちの想いだ。

明日、6月9日(土)13時に3度目の福岡ダービーのホイッスルが鳴る。その歴史に名を刻むのはアビスパ福岡の勝利の文字だけだ

ガムシャラ!
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