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博多祇園山笠とは!

いよいよ7月に入りました。博多で7月といえば、そう『博多祇園“山笠”』です。今回は山笠クラブの語源にもなっているこの“山笠”について書いてみたいと思います。

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まず、博多祇園山笠は「博多どんたく」や「放生会(ほうじょうや)」と並び、福岡3大祭りの1つと言われますが、実際には「祭り」ではなく博多の夏期の定例行事です。博多祇園山笠は通称名称で、正しくは「博多櫛田祇園宮夏期例大祭」と言います。

櫛田神社に奉納されている祇園宮(仏教)の行事で、博多櫛田神社の氏子の清めの神事です。つまり、山笠は博多の夏期の定例神事ですから、見物人のための祭りでも、フェスティバルでも、イベントでもない事を認識していただければと思います。最近の日本は神事を伝承できない、歴史が無い街々が増え、祭りと神仏の行事の区別が付かない人が増えているのはとても危惧することだと思います

山笠期間中は行事参加者の間ではキュウリを食べることが御法度となります。一番根強い説としては「キュウリを輪切りにした時の切り口が櫛田神社の祇園宮の神紋と似ているから」というものです。櫛田神社や京都・八坂神社など水天神系の神紋の図柄は木瓜(ボケ)の花です。また、「夏が旬のキュウリを断ってまで祭りに懸ける」という意気込みとの説もあります。ちなみに、期間中の性交も御法度になります。

博多祇園山笠は女人禁制の行事であり、旧来の流に於いては子供山笠も含めて舁き手は男性のみで、女性は舁き手の詰め所に入れないしきたりとなっています。かつては舁き手の詰め所の入口に「不浄の者立入るべからず」と書かれた立て札が立てられる風習になっていました。この「不浄の者」は喪中の人と女性のことを指していますが、女性差別につながるとして平成15年に立て札の設置は中止されました。

女性を参加させないのは不平等だと言う方もいますのでご説明します。山笠は神事であり奉納の儀式なので、毎月血を流す女性の存在は不浄だという説明を良く耳にしますが、この説明は近からず遠からずで本来の理由はもっと詳しく説明する必要があります

櫛田の神様は女神様です。古くはスサノウノ尊の奥さんの、クシナダ姫を奉ったと言われていて、だから櫛田神社なんですが、そのクシナダ姫がいわゆる天照大神にあたります。そうなると当然神事を取り仕切り、神仏に対する奉納行事の担い手は男性となります。女性はおなかに「宮」をもった、社(やしろ)であり、宮を持つ女性を参加させることは、逆に神仏に対して無礼を働くこととなるのです。

そのため日本の神事は男衆がとり行います。

とはいえ、山笠に女性は直接参加できませんが、女性たちがいなければ、とてもとても山など続けられるもんではありません【山のぼせ】という単語があるくらいで、役どころの方々は正月早々、無役のものでも7月に入った途端に、仕事も何もほったかしで山に参加します。そこで、商売や家や山の炊き出し等で山運営の土台になっているのは女性達でいわゆる御寮さん方(正確には商家の奥方)です。女性がいないとこの神事もなりたたないのが事実です。

ちなみに祭りを楽しみたい博多の女性には、秋になると『中洲祭り』があり、こちらは“お祭り”で女みこしは最近有名になってきました。

最後に山笠うんちくを1つ。

山笠には7つの「流」と呼ぶ地域がありますが、現在の「流」としての組織で山笠を運営するようになったのは、戦国時代戦乱で焼け野原になった博多を、当時「息浜(おきのはま)」と「博多浜(はかたはま)」の二箇所に分かれていた博多を、その入り江を埋め立て新たに博多町割をし復興させたのが豊臣秀吉です

続に言う、太閤秀吉博多町割りでこのときから南北の縦筋で連なってる町内を合わせて「流」と言う組織を博多町人は作りました。それ以前の博多山笠の詳細については度重なる戦乱で貴重な文献が焼失し、詳しい事は分かっていません。

戦国時代そう言うこともあり、博多山笠では秀吉の人形が多く決して徳川の人形を作ることはありません。またジンクスとして、武田信玄と龍神様の人形は飾らないようになってます。これはその昔高い山笠を担いでいる時、この人形を飾ると必ず山が倒れて火災を起こしたり、大雨が降ったり、死人がでたりと言う事がかさなり、博多のジンクスとして今でもこの人形は作りません。その変わり上杉謙信公の人形は、時々かき山笠でも飾り山笠でも登場します。

また、現在のように町中を走るカキ山笠と、見物のための飾り山笠に分かれたのは明治時代で、チンチン電車や電灯の電線が張り巡らされた為、仕方なく背を低くし両者に別れました。

どうでしたか?少しでも『博多祇園山笠』について興味を持って頂ければ幸いです今年は最終日となる15日の追い山(早朝4時59分~)が海の日で祝日ですので、お時間がある方は是非、勇壮な男達が水法被で博多の街を疾走する姿を見て頂きたいものです

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