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松坂世代としてのラストチャンスを掴む!

【趣味】を辞書で調べてみると、「仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄」とある。なるほど。野球は間違いなく趣味だな、と思う。

しかし、その趣味の捉え方は人それぞれだ。“野球をプレイすること”イコール“楽しい”はもちろんだが、試合をしている以上勝たなければ楽しさは半減する。更にはただ勝つだけではない、1回の負けも許されないトーナメントで勝ち続けること(全国大会出場)に毎年主眼を置いている。

とはいえ、ここ数年後1歩のところで足踏みが続き、気付けば創部当初の初期メンバーは34歳。これから徐々に若手選手へシフトしていけばチームとしてはいつまでもチャンスはあるだろうが、私と同世代の初期メンバーが実力を発揮し現役として全国で輝ける猶予はそう残されていないだろう。大半の同期メンバーが家庭を持ち、仕事でも重要なポストに就き野球に割く時間が限られているのは勿論理解出来る。

ただ、このままダラーっと真剣な勝負の世界から離れていくのはあまりに寂しい。先にも述べたように自分の力でチームを牽引出来る期間はそう残されていない。プレイすることイコール“楽しい野球”はこの先いつまでも続けられる。だからこそ、今年はやろう!

ここ数年不確立だった先発の柱には三浦がエース格へと成長し、今期は全試合投げる意気込みを見せている。三浦の先発でかなり失点は減らせるはず

私が再三にわたり三浦を推すのは理由がある

たとえば、初球の入り方、用心深さ、変化球でカウントを奪える技術、3球で打者を追い込む球威とコントロール、3ボールになってからの粘り、勝負球の威力。さらに、先発して長いイニングを投げる場合、まず立ち上がりのボールがどれだけ指にかかっているか、セットポジションでも球威が変わらないか、球種を変えたときに変化が甘くならないか、そして根気強さ……。数え上げればキリがないが、監督として“投手を見る”というのは、そういうことだ

この多くのポイントにおいて三浦は期待を超えてくる素材ということ。いいピッチャーというのは、マウンドを大きく使う。自分の部屋にいるように。打者を威圧するようにマウンドを降りて捕手からの返球を捕りにいったり、マウンド後方に下がって、ひと息入れてみたり。マウンドで思うように動いて、思うように使う。三浦はその代表格みたいなもの。彼はマウンドにいるだけで周囲を圧倒できる。そういう雰囲気を持っている。キャリアの浅い投手は、プレートの上で固まってしまうが、そんな姿は皆無だ。 「モノが違う」

野手には藤岡、井浦が加わり内野の底上げは一目瞭然。この若手野手がもたらす影響は他にもある。昨年、この3人の他にも浅尾や若林といった現役大学生野手が山笠のユニフォームを着て数試合プレイしたのだが、彼らに共通して感心するのはヒット時よりも凡打時

凡打では走らない野球に慣れてしまっていたが、そんな野球はお遊びだと気付かされた。彼らは現役として一生懸命練習してきて、それで培ったスイングで打った打球だから、たとえ凡打であっても自然と全力疾走していた。打球に執着心があり、『ヒットにしたい!』という気持ちの表れではないか。

結果にしか興味を持たなくなると走らなくなる

年齢のせいではない!野球は個人種目じゃなく団体競技、野球が大好きなら走ろう!凡打でも!チームのために!

この若手を加えて迎える新シーズン!もう1度輝こう!10年振りに全国へ!
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即戦力の補強について

先日、あるチームの代表者から有り難い“ご批判”を頂いた。
概要はこうだ。「草野球なのに、何故現役の大学硬式野球部員や、社会人野球経験者を続々入部させるのか?それで強くなって楽しいか?フェアーじゃない、と。」一見なかなか的を射た質問のように聞こえる。恐らく、この前書いたブログ記事を読んでのことであろう。

この質問対し私は即答「え?フェアーじゃない?何故ですか?同じ9人対9人のルールに則ってプレーするにあたり、ハンデはどこにもないはずですが。」

※ここからは再現でお届けします。

A「現役の投手や、社会人上がりの選手とではレベルが違いすぎて試合にならない。」
私「じゃあ、そういう選手を補強したらいいじゃないですか!」
A「そんな知り合いはいない。」
私「…。ではおたくともし試合することがあれば起用しないようにします。」
ホットリーグ関係者ではありません。

この短いやりとりからは様々な事が分かる。まず言いたいのは、チームとしてのビジョンが根本的に違うということ。Aさんのチームは野球好きが集まってそれこそ楽しく試合が出来ればいいのでしょう。この考えを否定するつもりもないし、いつかは我々もそうなる時が来るのかもしれない。しかし、現在の山笠クラブは現有戦力をベースとして常に上を目指してるわけで、上とはつまりチームのレベルであり、トーナメントにおける結果だ

いつも変わらぬ固定メンバーで、結果が出ていないのであれば、何か策を講じるのは当然で、練習を行い個々のレベルアップが理想であろうが、企業チームではない我々に全体が揃っての練習など皆無である。

そこで、新しい血を入れチームを活性化させることによりレベルアップを図る。これは規模さえ違えど、やっていることはプロ野球と同じで、補強ポイントに合った“良い選手”を入団させることによりチームの進化が生まれ、その“良い選手”を他のチームより先にオファーを出し、獲得する。これのどこがフェアーじゃないと言えるのか?

別に闇雲に選手を獲得している訳ではなく、そこにはニーズがあり、入ってくる選手も数あるチームから選んだうえで入団するのだから、よそ様に文句を言われる筋合いはない。

もちろん即戦力を入団させるのはリスクも伴う。当然その分試合(トーナメント)に出れない選手が出てくるからだ。しかし、それはチームのコンセプトを理解し、各選手の起用法さえ間違わなければ大きな問題にはなり得ないと確信している。それに、ホットリーグというハイレベルなリーグ戦があるため、試合における不平不満はないはず。そもそも、この方針に異を唱える選手がいれば、自ずと辞めていくであろうが、そんな自己中心的な人間はウチにはいない

楽しむこと、そして勝つこと。この両立が最大の目的である以上、戦力の拡張は至極当然で、そもそも、勝負事は「勝たなければ、楽しくない」。

ここまで15年間、もちろんすべてが順調に進んできたわけではない。勝負の世界にいる以上、敗者となれば監督が批判の的になるし、今回のように様々なご意見・ご指摘も頂く。その一つ一つを真摯に受け止めつつも、スタイルをブレさせる訳にはいかない。意志なき采配に奮起はないし、ビジョンなきチームに未来はない。変わり続ける山笠クラブらしく

2013年全日程終了!

12月1日9時~西部運動公園野球場、HOT決勝大会準決勝、対スーパープラトニクス

ホットリーグレギュラーシーズンを7勝3敗1分の勝ち点22で終え、Bパート2位通過にて堂々の決勝大会進出。後2勝で悲願のリーグ初制覇というところまできて、なんとなんと不戦敗。
…じぇじぇじぇ!

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確かに、年も押し迫り、(社会人)野球に携わっている方々ならお分かりになるだろうが、野球がシーズンオフとなる11月以降は重なるように結婚式が増える時期である。この日も当初から結婚式出席や仕事等により、予め人数が極端に揃わないことは把握していた。それでも私を含めて10人のメンバーをなんとか揃え、いざ準決勝スパプラ戦を迎えるだけのはずであったが、前日の夜に1人から欠席の連絡。

…想定内!こんなこともあろうかと、毎回10人体制をとっいるのだ!しかし、この大事な試合に俺スタメンか~。まぁ漢塾戦も出場して勝ったしなんとかなるだろう。

そして当日8時過ぎに球場へ到着し、続々と選手がやってくる。中には今期初出場が最終戦となる青木康輔の姿も。日曜日が仕事のため仕方ないのだが、年間1回も顔を出さないのはやはり寂しいものがあっただけに、休みが取れたからと駆けつけてくれた青木には感謝!
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時計の針は8時40分を回り、そろそろスタメン表を記入する時間だ。1番サード…。ん??Xおらんやん。嫌な予感のなかXに電話するも出ず。その後3分後、また3分後に電話するも繋がらず。すると4回目の8時50分の電話でようやく繋がった

私「もしもし、今どこ?」
X「…。すいません。今起きました。」
私「…。ふんっ。…。はっ?ざわざわ…。」
ザワザワ[1]

「プチッ。オメェふざけんなよ!!!!!!!!!!ガキやないっちゃけん。取りあえず今からダッシュで来い」

あんまり私怒らないんですが、流石にキレましたね

どんだけ大変な思いしてここまで積み上げてきた上での決勝大会か分かってる?相手チーム、審判さん、来てくれた助っ人に謝るの誰か分かってる?リーグ内で恥じかくの誰か分かってる?罰金誰が払うか分かってる?相手チームの中には、この試合のために熊本からわざわざ来た人いるんよ。ウチのチームにも青木のように最初で最後の試合のやつもおるんよ。

たかが寝坊では許されんやろ。子供じゃないんやから

まぁ、とはいえ、やってしまった事はどうしようもない。信頼を取り戻すためには二度と同じ事を繰り返してはいけないし、今後の取り組み次第と思います。私はXを人間としても、選手としても好きです。だからこそ、チームメイトからの信頼を失うような事はもう2度とやってはいけない。

そしてこれは、Xに限らず過去に寝坊や遅刻を犯したことのある人には至極当然言ってきた事である。

『社会』ってそういうものだろ?『時間厳守』って最低限のルールでありマナーだろ?

いいところ沢山あるのに、そんなんで株を下げたらもったいないぜ!もう言わんけん、頼んどくバイ!

2013年 山笠クラブ戦績 19試合 12勝6敗1分

ホットリーグ 第4位
マルハンドリームカップ 福岡県ベスト8
ビクトリー杯 福岡県ベスト4

レギュラーシーズン未消化決定

ホットリーグ規約に則り、今レギュラーシーズンも残すところ後1週を残すのみとなった。消化出来なかった試合に関しては未消化となり、11月24日の最終戦を終えた時点での勝ち点が2013年シーズンの成績へと反映される。

山笠クラブは10月が終わった時点で残り4試合を残し5勝3敗1分の勝ち点16、Bパート第3位。2位の漢塾はラスト1試合(山笠クラブ戦)を残し6勝5敗1分の勝ち点19。1位は今期新加入のワンビックファミリーで残り2試合を残し6勝2敗3分で勝ち点21。

リーグ戦は勝ち点加点方式なので残り試合が多い方が有利であり、尚且つ、勝ち点で並んだ場合は得失点差よりも、当該チームの対戦成績の勝ち数が上回った方が上位になるため、10月末時点で4試合を残していた山笠クラブは、現在勝ち点差3で追いかける2位の漢塾戦に今期既に1勝を上げていることから、2回目の対戦となる試合に勝つと、勝ち点19で並ぶものの、プレーオフ進出が決まる状況であった。

更には残り3試合に全勝すると勝ち点28となり、仮にワンビックファミリーが残り2試合に勝ったとしても勝ち点27に止まるため、逆転パート優勝も視界に入る絶好の位置に付けていた。(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ

しかし、このパート優勝をもくろんだ千載一遇のチャンスも自力での可能性は0になっている。大逆転でのパート優勝を決めるには、24日のダブルヘッダーに連勝したうえで、現在パート首位のワンビックファミリーが、24日のスーパープラトニクス戦に敗れることが条件だ。この2つの条件が達成されると山笠クラブ勝ち点22、ワンビックファミリー勝ち点21で2010年以来3年振りとなるのパート優勝が決まる

自力での優勝が消えた理由は、先にも触れたように、リーグ戦は11月最終週をもって終了することが決まっており、これを見込んでダブルヘッダーを2回予定しながら3週連続試合を組んでいたが、なんとなんとここにきて3週連続の雨天中止。優勝どころか、プレーオフ進出すら危うくなってきた。もしも、最終日24日に予定している、対漢塾戦及び対高陣戦のダブルヘッダーが中止になった場合は即アウト。2013年シーズン3位フィニッシュが確定することとなる。Σ(°д°lll)ガーン

天候ばかりはどうしようもないのだが、今年は特に雨に泣かされたシーズンであった。マルハンドリームカップ、ビクトリー杯、西日本審判協会主催各リーグ代表トーナメントと、オープントーナメント3大会にエントリーしつつも、ホットリーグに迷惑を掛けないように試合調整を行ってきたつもりだが、調べてみるとリーグ戦だけで、なんとここまで8試合分も雨天中止になっている(((;゚Д゚)))ガクブルガクブル

<2013年シーズン 雨天中止一覧(リーグレギュラーシーズンのみ)>

4月7日 対ハタックス
5月19日 対九州古賀
6月23日 対漢塾
11月3日 対高陣
11月10日 対高陣、漢塾
11月17日 対高陣、ハタックス

順調に消化、いやせめて中止の半分でも試合が出来ていれば、今頃ゆっくりオフを過ごしていたハズなのに。ただ、結果的に全日程を消化出来ずに終わるので、リーグ並びに林会長へ多大なご迷惑を掛けてしまった。来期はこのようなことがないようにせねば。これは山笠クラブだけでなく、未消化が発生したチーム皆が共有しなければならない課題であり反省事項である。うちはもう手を打ってあるが。それはまた別の記事で!

WBCを終えて

第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は18日、準決勝1試合を行い、侍ジャパンはプエルトリコに1−3で敗れ3連覇を逃した。8回に1点を返し、なおも1死一、二塁の好機で、一塁走者の内川が盗塁死。その瞬間に三塁側の日本ベンチはもちろん、スタンドも、日本の応援団も一瞬声を失ったような沈黙が流れた。

終盤の勝負どころで痛恨の走塁ミスを犯し、3大会目で初めて対戦した中米の強豪に屈した。準決勝の土壇場に起こった痛恨のミス。このプレーはある意味、今回の日本代表の強さと脆さを象徴するようなものであったように思う。

苦戦した1次ラウンドのブラジル戦、2次ラウンドの台湾戦と、この8回から試合が動いて、日本に逆転への道は広がっていた。もう一度、問題の場面を整理してみよう。3点を追う8回。当然、ファンだけではなく日本ベンチも再びの逆転劇を意識してこの回を迎えたはずだった。そして1死から鳥谷が右中間に三塁打を放って、続く2次ラウンドMVPの井端がタイムリー、更に内川の右前安打と続いていやが上にも逆転ムードは高まった。

そんな場面で起こったのが、あの走塁ミスだったわけだ。山本監督、緒方一塁コーチャーは何のサインを出していたのか?打席の4番阿部への2球目。二塁走者の井端が一瞬、スタートを切りかけたが、すぐに走るのを止めた。しかし、一塁走者の内川は猛然と二塁を目がけて突進し、二塁ベース手前で気づいたときには、2人の走者が塁上で鉢合わせしそうな状況になっていた。

捕手のモリーナが内川を二塁に追い込んでタッチ。膨らみかけた逆転への期待は、これで一気に萎んでしまった。「重盗にいってもいいというサインがあって、少し井端のスタートが遅れた」こう振り返ったのは山本浩二監督だった。

果たしてここで何が起こったのか?首脳陣と選手の証言を改めて整理してみると、こんな“事実”が浮かび上がってくる。「グリーンライト(盗塁をしても良い許可)ではなく盗塁(必ずしろ)のサインでした」こう話すのは一塁コーチャーの緒方耕一外野守備走塁コーチ。

このサインを井端はこう説明する。「この球、じゃなくて行けたら行け、だった」

「盗塁をしてもいい」と「次の1球で走れ」の違い。要は、「盗塁できるチャンスがあったらしてもいい(無ければしなくていい)」というグリーンライトではなく、「必ず盗塁(重盗)をしろ(しかしタイミングは任せる)」というサインが出ていた。

ただ、「次の1球で走れ」という“ジス・ボール”の盗塁ではなかったということである。走ることは命じた。ただ、「次の1球で走れないなら、その次のボールと間合いを計って行けるタイミングで必ず行け」という具合に、スタートをどこで切るかは走者に委ねられたわけである

もちろん打席に阿部がいるので、カウントが不利になる前のできるだけ早いタイミングで走るに越したことはない。だから井端も初球からいくつもりでタイミングを計って、初球ファウルの2球目。ここで走ろうとしたが、スタートが悪かったために断念した。

だが、そこで内川が前の走者を見ずに走ってしまったわけである。「すべて僕の責任です。僕のワンプレーで全てを終わらせてしまった。飛び出した自分が悪い。すべて僕の責任です」試合後に涙ながらにこう語った内川ばかりを責めるのは酷であるが、いずれにしてもこのミスで、日本の逆転の芽は完全に潰えたのは間違いなかった。

さて、このプレーについては様々な意見、指摘があると思う。一つはまずあの場面で、そもそも重盗は正解だったのか、ということだ。

捕手はメジャーでも強肩を誇るモリーナで、打席には4番の阿部。しかも阿部が左打者のために、三盗の際にはモリーナは打者を避ける必要もなく送球できる。ただ、その一方でマウンドのJ.C.ロメロはクイックが下手なために、いくら肩の強い捕手でもうまくスタートさえ切れれば成功のチャンスはあるという判断だった。

4番のバットに賭けるのか。それともワンヒットでも同点という二、三塁のシチュエーションを作った上で、阿部の安打を待つのか。作戦としてはどちらも選択肢としてあるが、この場合、盗塁するなら100%成功する確信がなければ走れない場面であることだけは間違いない。

だから盗塁といっても、次の1球で走れという「ジス・ボール」ではなく、「いけるタイミングを計って行け」と選手の判断に委ねざるを得ない。走者が成功の確信を持てるタイミングで走らなければならないからである。

この場面はそれぐらいに成功確率が高くなければ、ギャンブルは許されないわけだ。そう考えると、それを選手の判断に委ねなければならない重盗そのものが、逆に作戦としては中途半端だという考えも当然、出てくることになるわけである。

そして最後の一つは、なぜ内川は井端が止まった時点で自分も走るのを止められなかったのかということだ。重盗の時の一塁走者の不利とモリーナの強肩を意識していた内川。本人も認めているように、このプレーで明らかなミスはこの内川の走塁である。

重盗を含めて、すべての走塁は前の走者の動きに合わせて後ろの走者も走らなければならないのが鉄則だ。この場合も内川は井端がスタートを切った瞬間に、合わせてスタートを切らなければならないし、井端が盗塁を止めたら自分も止まらなければならない。

ただ、内川の心理的な重圧は十二分に分かる場面でもあるのだ。前述したように一、二塁で重盗をする場合には、一塁走者は二塁走者のスタートを見てから自分もスタートを切る。そのため最初の一歩の踏み出しが一瞬だけ遅くなってしまう。その分、捕手が二塁に送球したときには、アウトになる確率も高くなるわけだ。さらにモリーナの強肩も頭にある。

だから「スタートだ」と思った瞬間に、内川は顔を下げて必死に二塁に向かって走ってしまった。やはり100%成功しなければならないというプレッシャーが、内川にそんな初歩的なミスを犯させてしまったわけである。

「一つ先の塁に行かせる姿勢だった。失敗したが、悔いはない」試合後の会見。山本監督はこの場面をこう振り返っている。山本監督はギャンブルと言われようと“足”に賭けた。打線は水ものであり、いい投手にぶつかったらそうそう点は取れない。そんなことは分かっていたことなのだ

その中でどうやって点を取るのか。それがバントと盗塁などの足をからませた攻撃がいかに出来るか、だったはずである。今回の日本代表の戦いぶりでは、思ったよりもバントは少なかった。ただ、指揮官が語ったように一つ先の塁を目指す積極的な走塁は随所にみられ、それがピンチを救ってきたのも事実である

だから最後もギャンブルと言われようとも、足に賭けた。そうして次の塁を奪うことで、大黒柱の阿部のバットをより効果的に活用しようとしたものだったのである。日本はこうやって勝ち上がり、そこでミスが出たときに敗れ去った。

3連覇の夢は絶たれ第3回WBCの侍ジャパンの戦いが終わったわけだが、改めて野球の持つ恐さと面白さが表れた大会であったといえるであろう。
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