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アビスパ福岡!まさかの開幕3連敗で単独最下位!

プロ野球開幕に先駆け、2015年Jリーグが一足早く開幕しました。基本的に今年もJ1が土曜日開催で、J2が日曜日開催となっているので、盟主アビスパ福岡の観戦に行けるかどうかは野球との兼ね合い次第

さて、2013年は14位で、2014年は16位とプシュニク監督時代の2年間は期待を大きく下回る成績でしたが、今オフは“中型”補強に成功。MF末吉(大分)、DF中村北斗(大宮)、MF鈴木惇(東京V)というかつて福岡でプレーしており、サポーターに愛された選手をチームに復帰させて、さらにはMF亀川(湘南)、DF濱田(浦和)、GK中村航(柏)など年代別代表で活躍した選手の獲得にも成功しました。

攻撃的なポジションはMF城後やMF金森やFW酒井宣といった軸の選手の引き留めに成功しましたが、新戦力と言えるのはFW中原貴(仙台)くらいなので、こちらは「現状維持+α」と言えます。顔ぶれ的にはほとんど変わらない攻撃陣がどこまでできるのかが上位進出のカギと言えますが、昨年もシーズン折り返しまでは入れ替え戦圏内(6位)に位置していましたし、メンバー自体はまずまずといったところ。監督初挑戦となる元日本代表のレジェンド井原監督がどういう采配をするのかという点に大きな注目が集まりました。開幕前の井原監督の目標は1年でのJ1昇格を高らかに宣言!

さて、J2リーグが開幕して3戦が終わりここまでの成績はなんと!

開幕節 対京都●1-3
第2節 対愛媛●1-2
第3節 対札幌●1-2

ご覧のとおり開幕3連敗でJ2リーグ唯一の勝ち点なし。守備崩壊で3戦で7失点、22チーム中22位の最下位と散々な結果となりました。

3試合ともテレビしか見ていないので判断が難しいですが、傾向としましては前半は自陣深くに引いてとにかく守るという感じですが、前半の早い段階で失点し、更に追加点も許す。後半は相手がある程度引いて来たり運動量が少なくなってきて攻めに転ずるも勝ち点を獲得するには至らずといったところです。

近年のアビスパは名将を招聘してくるのではなく、新人監督や外国人監督など未知数な部分が多い監督を就任さる傾向にあります。期待されている元日本代表主将アジアの壁井原さんも監督としては新人です。過度な期待はしないようにはしていましたが、この連敗と試合内容を見る限り、チーム作りにはかなり時間を要するでしょう。アビスパは去年の16位のチームです。監督が代わったからといって即J1昇格出来るほどJ2は甘くなく、楽に勝てるチームなどありません

過去、J1昇格へ導いた松田監督や篠田監督の時もチームとしてすぐに結果が出たわけではありませんので、井原監督も今は苦しいでしょうが、コンセプトをはっきりさせ明確なビジョンを打ち出したうえで、しっかりチームの土台とカラーを作りを行ってほしいと思います。

今、気になるのは監督就任以降守備に時間を費やした割にはあまりにも守備に穴があることです。前田監督時代もそうでしたが組織的な守備は全員が同じ方向を向いていないと機能しないので集中出来ていない選手が何人かいる前後半の試合の入りは失点のリスクが高いのです

そして先に失点すると厳しいスタイルでもあります。前田監督の時がそうでしたが1年目は土台作りとして結果度外視で戦い、結果が出ない上に組織的な守備のスタイルは守る時はもちろん動きが少ないですし、攻撃の時も流動的に動いてしまうとボールを失って守備に切り替わった時にブロックが崩れてしまうので外の選手が中に入って来たり後ろの選手が前の選手を追い越して行く動きが少なく内容も面白くないと言う事で多くのサポーターが去っていった苦い経験があります。

理想としては組織的に守りつつもDFラインを上げてコンパクトなブロックを高い位置で作ってボールを高い位置で奪えば失点を減らしながらロングボールのカウンターに頼らない相手に主導権を渡さないサッカーが出来ると思います。しかし、それを実行に移すには高度なチームの完成度が必要です。

去年までは攻撃に力を入れたチーム作りでしたが、石津と金森が不在になった途端点が取れなくなり、失点は相変わらず減らないという負の連鎖になっていたので、守備の修正から入るのは十分理解出来ますが、攻撃の形が見えないという課題が開幕しても見えてこないことも問題です。

以上のように課題は山積みですが、我々サポーターが出来る事は監督、選手を信じ声援を送り続けること。苦難の先に栄光がある。俺たちの街にはアビスパがあると胸をはって言えるその日まで、歌い続ける!俺たちが「FUKUOKA!」

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伝説となった対ロアッソ熊本との九州ダービー

6月1日に行われたJ2第17節 アビスパ福岡VSロアッソ熊本の九州ダービーは今後サポーターの中で語り継がれるであろう伝説の試合となった。

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福岡のエンブレムを胸に付けて戦う誇り。あらゆる人たちの気持ちを背負って戦う責任。そんな彼らと同じ時間、同じ空間をともにする喜び。そして、ともに勝利を目指して戦う熱い想いがレベルファイブスタジアムを包み込んだ

この日、福岡は勝点3のためだけに戦っていたのではない。懸けていたのは福岡のプライド。スタジアムには、かつて「博多の森の熱狂」と呼ばれた空気があった。「何が起こるか分からない」。サッカーではよく使われる言葉だが、この日、後半に起こった様々な出来事は、それらを適切な言葉で表現する方法を私は知らないが、ただひとつ言えることがあるとすれば、両チームの選手たちは、最後まで、真摯に、勝利を求めて戦っていたということだ。ともに難しい状況にあったが、彼らは最後までダービーを戦っていた。

特に、アクシデントも含めて、最後は9人で戦うことを強いられた福岡の気迫は筆舌に尽くし難い。この日の展開を考えれば、いつ集中が切れても不思議ではなかった。

だが、彼らは戦う気持ちを最後まで切らすことはなかった。監督、スタッフ、ピッチに立つ9人、ベンチでともに戦う仲間が一体となり、終わることを知らない熊本の攻撃をはね返し続けた。その姿は、スタンドに足を運んだファン、サポーター、観客の心を引き込み、その心をひとつにした。そして、そこから生まれる力が大きなうねりとなってスタジアムを包み込む。途切れないチャント。スタジアム全体から起こる手拍子。それらは大きな力となって選手たちの背中を押し、その力を借りて前に出る選手の気迫がスタンドに伝わり、さらにスタジアムの熱が上がっていく

試合の展開を大きく動かすことになったのは、1-0のリードで迎えた55分に、この日先制のゴールを決めている西田剛が受けた2枚目のイエローカードだった。執拗に抗議する福岡の選手達。だが、一度下された判定はもちろん覆らずに退場処分。さらに、60分にパク ゴン、65分に金森健志、70に古賀正紘にイエローカードが提示される。この時点で、フィールドプレーヤー9人のうち5人がイエローカード1枚を持つ状態に。アグレッシブにボールにアタックし、球際での激しさを守備の持ち味にする福岡にとっては、10人で戦っているだけではなく、その戦い方にまで制限がかかる。もはや福岡は両翼をもぎ取られた状態だった

そこへ熊本が襲い掛かる。ボールを回しながら、福岡の隙を見つけて楔のボールを入れ、そこへ2列目から選手が飛び込んでゴールを脅かす。失点は時間の問題のようにも見えた。それでも耐え抜いていた福岡を、さらなるアクシデントが襲う。時間は残り時間10分となった80分のことだった。

GKを蹴ろうとした水谷雄一が突然うずくまる。駆け寄った尾亦弘友希からプレー続行不可能の合図が送られる。既に福岡は3人の交代枠を使い切っていたこともあり、水谷は痛みを堪えて立ち上がり、怪我を押してでもプレー続行を直訴するが、アキレス腱を負傷しており担架で運ばれ負傷退場。

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そして7分間の中断の後、ゴール前に立ったのは、水谷のウエアを着たアビスパのKING城後寿だった。スタンドから、この日一番の大歓声が上がる。さらに「城後!城後!」の大声援が送られる。

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その声援に支えられて気迫のプレーを見せる福岡は、1点をリードしたまま、提示された9分間のアディショナルタイムを耐え抜いた。残されているのはアディショナルタイム内で止まった時間だけ。福岡は絶望的な状況から、勝利まであと一歩のところまで辿り着いた。だが90+11分、ファビオの右足が福岡ゴールを捉えた。福岡は勝利までワンプレーのところで力尽きた

相手より1少ない人10人の状況になってから25分、さらにはキーパーが負傷退場し、9人での戦いを強いられてから約15分、この間、ゴールを許さなかった気迫あふれる福岡の戦いぶりは、賞賛以外に表現する言葉が見つからない。それはプライドをかけた戦いにふさわしいもの。試合終了のホイッスルの後に起こった拍手と声援が、それを物語っている。

繰り返しになるが、さらに混乱しても不思議ではなかった試合で、福岡も熊本も選手たちは最後まで正々堂々と九州ダービーを戦っていた

そして加えるのならば、様々な出来事が起こった試合にも拘わらず、試合の結果を自らの問題として語った選手たちの姿勢もまた、清々しいものだった。最後に、試合終了後の城後選手インタビューの一部を紹介しよう。

「後半に1人退場した中で、なんとか守っていたんですけれども、アディショナルタイムの長さや、いろいろとあった中、2人少ない状況で、最後は踏ん張りきれませんでした。けれど、あの状況で勝点1を取れたことを前向きにとらえたいと思います。GKは、僕か、古賀さんしかやる人はいなかったし、ディフェンスラインは崩せないということだったので、僕がやるしかないと思ってゴールの前に立ちました。GKは小学校の時に遊びでやったくらいで、公式戦ではやったことがなかったので、余計なことはしないと決めて、後は割り切ってやろうと思っていました。ただ、結果とは別に、GKをやらせてもらって、すごく勉強になりました。ポジションは全然分からないし、ミドルシュートも、どういうタイミングで打ってくるか分からず、ずっと集中していなければならないというのがあって、逆に、シュートを打たれるのは怖いんだということが分かったので、次の試合からは、どんどんシュートを打っていきたいと思います」

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この試合をターニングポイントに、城後は覚醒しワンランク上の選手になるだろう。
この日の九州ダービーと城後に対する感動と興奮を私は一生忘れない。

NCM_0185.jpg←大いに城後推しだが、来ているレプユニは11番の坂田大輔!!

バトルオブ九州!福岡ダービーを制したのは盟主福岡!

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目の前の試合の全てに勝ちたい。たとえ力の差があろうとも、自分たちがどのような状況にあろうとも、勝つこと以外は考えない。そう思うのがアスリートとしての本能だ。しかし、互いのレベルが拮抗しているプロの世界では、全ての試合に勝利を収めることは不可能。まして、リーグ戦は1年間に渡って戦う長丁場。どうしても好不調の波はあり、当然のように、結果としては敗れることもある。その敗戦をただ悔やむだけではなく、結果を受け入れ、問題点に正面から取り組み、そして次の試合に向かっての準備を積むこと。その繰り返しの先に自分たちが望む場所が待っている。目先の結果に一喜一憂するだけでは、望むものは手に入れられない。

それでも、どんな状況にあろうとも絶対に勝たなければいけない試合がある。内容は問われず結果だけが大切な試合がある。そして、敗戦など決して受け入れられない試合がある。それがダービーだ。数字の上で手に入れられるのは勝点3。それは他の試合とは変わらない。けれど、同一地区にホームタウンを置くチーム同士が戦うダービーは、勝点だけを手に入れるための戦いではない。その地区を代表するチームがどちらかを決める試合にかかっているのは「おらが町の誇り」。選手たちは自分自身の、そしてチームの誇りだけではなく、チームに関わる全ての人たちの誇りとホームタウンの誇りを背負って戦う。その戦いに負けることはおろか、引き分けることさえも許されない。求められるものは「勝利」の二文字。それ以外に必要なものは何もない。そして14日、アビスパ福岡は5回目の福岡ダービーをレベルファイブスタジアムで戦った。

2013年4月14日(日)レベルファイブスタジアム16時に、九州一熱い戦いの火ぶたが切られると、立ち上がりからアビスパが北九州ゴールに襲いかかる。攻撃の始まりは高い位置からの守備。まずは坂田がボールに対してプレッシャーをかけると、それを合図に、2人、3人と激しくボールに寄せる。ペース配分などお構いなしに、フルパワーでギラヴァンツに襲い掛かる。チーム全体でギラヴァンツに圧し掛かるようにプレッシャーをかけ、相手を自陣に押し込めた。そしてアビスパの先制点は13分。金久保が送ったスルーパスに反応した金森健志が反応してビッグチャンスを作ると、GK武田がたまらずファール。これで得たPKを坂田が確実に決める2点目は22分。3人に囲まれながら左サイドをドリブルで突破した金森がクロスボールを送り、石津を経由して中央にこぼれたボールを金久保が豪快に蹴り込んだ

しかし、ギラヴァンツも諦めない。後半開始早々の49分に、渡大生のクロスに冨士祐樹が頭で合わせて1点差に迫ると、ここからはギラヴァンツのペース。高い位置からのプレスが緩んだアビスパに対し、攻守の切り替えを速くして、ボールをしっかりとつないでアビスパゴールに迫った。

一進一退の展開のまま、示されたアディショナルタイムは4分。ギラヴァンツ北九州の最後の猛攻に耐え、5度目の福岡ダービーは、ホーム・レベルファイブスタジアムで戦うアビスパ福岡が勝利を手にした。

両チームが誇りをかけて激しくぶつかり合った試合は、まさにダービーの名にふさわしいもの。前半の主導権はアビスパ。後半はギラヴァンツのペース。最後まで、どちらが勝つのか分からない試合だった。それでも結果に偶然はない。「絶対に負けたくなかった。そういう部分では相手をまさった所があったと思う」(金森)。

そう。それこそがダービーの結果を分ける唯一のものだ。


そして、ダービーはこれからも続く。ギラヴァンツは、この日の悔しさを胸に次の戦いに挑み、アビスパは、自分たちの誇りを守るべく力の限りにぶつかる。そうした戦いの一つひとつが福岡ダービーの歴史として刻まれていく。次の福岡ダービーは第36節(10月6日)。果たして、どのような歴史が刻まれるのだろうか。

2013年J2開幕!!

昨年、1年でのJ1復帰を目指していたにも係わらず、クラブワーストとなる18位(J2)に沈んだアビスパ福岡は、スロベニアよりマリヤンプシュニク監督を招聘し、新たなチーム作りを進めてきた。就任から約50日、高い位置からの厳しいプレッシャーでボールを奪い、取った瞬間から、素早くシンプルにゴールを目指すというスタイルを徹底的に植え付けてきた。そして、サポーターやメディアなどの周囲にもそのイメージはだいぶ浸透していると言えよう。

プシュニク監督は1994年より指導者として、NKマリボルやFCルダル・ヴェレニエなどのクラブチームの監督を歴任し、CMCプブリクム・ツェリエやNKマルボルの監督時にはUEFAカップへ出場するなど輝かしい実績を持つ名将である。その指導力には、プロ17年目のシーズンを迎える古賀正紘ですらも「新しい発見ばかり」と、感化を受けるほど。

なかでも最も意識が高まったのが、「ゴールを目指すことへの執着。ボールを持ったら、とにかく全員が素早くゴールを目指して動き出す」ことだったと古賀は語る。「最高の理想は、攻撃も守備も、つまり90分間にわたって相手陣内で試合をすること」だと、主将が話すように、プシュニク監督が掲げる『高い位置からプレスをかけて、奪ったら素早くゴール目指して前へ向かう』サッカーが徹底的に植え付けられれば、そうした理想的な展開に自ずとなっていくということではないだろうか。

そして迎えたアウェー味の素スタジアムでの2013年J2開幕戦はアビスパ福岡、東京Vともに、狙い通りの戦いができたといえるであろう。試合は東京Vペースで進む。前半の終了間際には今期福岡より移籍の鈴木惇がクロスバー直撃の惜しいシュートを放つが、ゴールは奪えない。後半に入っても中島を中心に福岡ゴールを脅かし続けるが、福岡が立て続けに攻撃的なカードを切ると形勢が逆転。後半28分にCKの流れから城後がヘディングシュートを決めてついに均衡を破る。守備陣も最後まで集中を切らさず、虎の子の1点を守り切り、プシュニク新監督の初陣を白星で飾った

「もっと『前からがんがんプレスに来る』って聞いてたけど、それほどでもなかった」と、東京Vの飯尾一慶が印象を口にしたが、そこにこそ福岡・マリヤン プシュニク監督の狙いがあったようだ。この試合後の会見で「城後(寿)はトップの選手というよりも、第一番目のDFだと思います」と語っているところにも、いかに高い位置からの守備を重要視しているかがうかがえる。だが、相手が攻撃に特長をもつ東京Vとなると、「無理してリスクを負わずに、低い位置からのプレスでまずは失点だけはしないように」(古賀正紘)と、この試合ではあっさりと戦い方を変えてきた

実際、東京Vの意表をついたことは事実であり、さらに結果として、「相手に攻めさせておいて、奪ったときに背後を狙おう」というプランが奏功し、後半28分の城後寿の決勝点を生んだ。こうした、“戦い方”そのものではなく、“結果”に対して追求するための戦い方の柔軟性こそが、スロベニア人新監督最大のこだわりと言えるのではないだろうか。

一方で、東京Vは“内容”に強いこだわりをもって挑んだ。「相手に攻めさせて」という、福岡の意図が良い意味ではまり、自分たちが目指す「ボールを大事に」というテンポ良いパスワークは「これまでで一番ボールがよく動かせた」。鈴木惇はゴール前までの攻撃にはある程度の手応えを感じたという。また、この試合でこだわらなければいけなかったポイントの1つに、『セカンドボールへのハードワークで負けるな』というものがあったが、そこに対してはほぼ制したと言っても過言ではないだろう。

“内容”に手応えを得た東京Vと、“結果”に徹した福岡。どちらも自分たちのサッカーを発表する初の舞台・開幕戦という場で、それぞれの顔を見せることができたと言っていいだろう。お互い、新しい監督の下どんなチームを作っていくか。戦術がより浸透しているであろう、次節の対戦が今から非常に楽しみだ

ダービーマッチについて!

アビスパ福岡2013年シーズンのクラブスローガンが『一燃蜂起~2013 福岡ヂカラ~』(読み方:いちねんほうき)に決定した。
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一から燃える。
まず原点にある、福岡を拠点としてサッカーができる歓びを胸に、全試合、サポーターといっしょに燃える時間を過ごす一年にしたい。
そして、蜂起する。
スタープレーヤーが引っ張るのではなく、蜂が一斉に巣を発つように、全選手、全スタッフ、全サポーターが一丸となってJ1 へ向けて飛び立ちたい。
という想いを『一燃蜂起』に表現したそうだ。

各チームが続々とキャンプインするこの時期、開幕戦の対戦相手もアウェイで東京ヴェルディに決まり、いよいよJリーグも3月3日に幕を明ける!今期はガンバ大阪が初めてJ2に降格してきたことにより注目を集めているが、アビスパ福岡にとっての最大の試合はやはりダービーマッチである。

ダービーマッチという言葉を辞書で調べると、「サッカーなどの球技スポーツで広く使われている、ある共通の条件を持つクラブチーム同士の試合対戦形式の地域戦」を指す言葉である。これから察するに福岡ダービーといえばアビスパ福岡 VS ギラヴァンツ北九州をイメージしそうであるが、我らがアビスパにとって一番熱く盛り上がるダービーといえば「バトル・オブ・九州」を語る上で欠かせない、アビスパ福岡 VS サガン鳥栖のダービーマッチである。現在は鳥栖がJ1、福岡はJ2とカテゴリーが違うためリーグ戦での対戦はあり得ないが、数年前まではこの対決が最高に面白かった。このダービーが盛り上がる理由には両クラブの歴史的な背景が関与している

「野球は福岡、サッカーは鳥栖」という暗黙の了解を受け、九州からプロサッカークラブを育てようと、鳥栖でPJMフューチャーズがスタートした。しかし、その半年後に福岡市が署名活動などを経て静岡県から藤枝ブルックスを誘致し、同じ地域に、しかも電車で30分ほどの近隣に2つのサッカークラブが誕生してしまった。その後、福岡ブルックスはアビスパ福岡と名称を変えJ1に昇格し、安定したクラブ経営や集客力で順調なスタートを見せていた。一方、スポンサーを福岡に奪われるなどその余波を受けた鳥栖は、経営難からチーム存続の危機に追い込まれてしまった。そういった経緯もあり、鳥栖サポーターの中に福岡に対しての“怨念”にも似たライバル意識が芽生えたのである

鳥栖のサポーターは新しく招聘される監督に対し「他のチームには全部負けてもいいから、とにかくアビスパだけには絶対に勝ってくれ」という強烈なメッセージを送っていたそうだ。

サガン鳥栖前監督の松本育夫氏は、サポーターの思いを聞き、監督就任以来とにかく福岡に対して勝つということを意識し続けてきたという。これはクラブも同じで、財源や集客の問題に着手し、当時、営業スタッフだった牛島社長が最初に行ったのは、福岡のホームスタジアムでスポンサーの看板を数えることであった。「いつかは必ずアビスパの看板の数を超える」と胸に秘め、その目標を達成するために努力してきたそうだ。

松本監督はユース日本代表監督を務めていた時、韓国と対戦する前に選手を5人1組で図書館へ行かせ、日韓との歴史的背景を勉強させ、どうして韓国が「日本には絶対に負けられない」という思いで必死に向かってくるのかを分からせたそうだ。ただ単に「韓国戦だから頑張れ」と指示するだけでは、死にもの狂いで向かってくる韓国から勝利をもぎ取ることはもちろん、ピッチで互角に戦うことすらできない。そういった背景を知ることで、また違う戦いができると考えていたわけだ。

それと同じで福岡との歴史的な背景を理解した上で試合に臨めば、ダービーの重要性や戦うという意識が高くなる。そんな選手たちを福岡とのダービーで「戦わせる」ために、ミーティングや映像を使ってみっちりとチーム創設の背景や歴史、福岡との因縁などを伝え、このダービーマッチが他のチームとの対戦と全く異なることを教え込むそうである。

「バトル・オブ・九州」に話を戻すと、現在、九州のJ2は4チーム(福岡、北九州、熊本、長崎)にほとんど実力の差はない。(鳥栖、大分はJ1)そこで差を生むものは、やはり“闘争心”。「勝ちたい」、「負けられない」というこだわりをいかに表現するかによって勝敗が変わってくる。その闘争心に加えて、目指すサッカーを展開できたチームが、結果を残していくであろう。そこでのポイントは、いかに早く相手のゴールに行くか、ルーズボールを取るか。まさに意地と意地のぶつかり合い

今シーズンも各チームとホーム&アウェーで2度対戦することになるが、すべて勝つという気持ちで臨む姿勢が必要。それくらいの気持ちで臨まなければ、欲しいものは手に入れられない。最終的な目標はJ1昇格だが、そのためには九州の3チームに負けないことが最低条件である。もちろん鳥栖とのライバル対決は未来永劫ずっと続いていくでことであろう。選手もクラブも、そしてサポーターも盛り上がりを見せていくと思うが、これがJ1チーム同士の対決だったら言うことはない。将来的にJ1でダービーを行うことが、福岡のあるべき姿なのだと切に願います

今、日本人選手は闘争という意味で本当の戦いができていないように思います。しかし、「ダービー」と位置付けることにより、それぞれの選手が戦う意識を高めます。だからこそ「ダービー」や「バトル・オブ・九州」には大きな意義がある。ここは現代の日本サッカーに欠けている真の意味での“闘争心”や意地をかけた戦いを経験できる舞台だと思います。本当の意味で戦うことを経験することで、選手は大きく、強くなっていく。「ダービー」はそういう存在であるべきです。

先ほどの話にも出ましたが、韓国の選手は「国のために」という闘志を抱いて日本に向かってきました。しかし、日本の選手にはバックボーンがなく、試合の意味を理解していなかった。恵まれた環境で順風満帆に育ってきた選手たちは「闘争」の真意を知らないし、身に付いてもいない。戦うことがなぜ重要なのかさえも分からない。技術や戦術を語るよりも先に「負けるものか」という闘争心がなければ、いくら能力を持っていても発揮することはできない。闘争心があって初めて、技術や戦術、体力を使って勝利を得ることができるのです。そういう意味で「ダービー」は、日本人選手が“闘争心”を養い、真の意味で戦うことを知る貴重な場所であると考えます。

ただし、何でも「ダービー」とすることがいいわけではありません。クラブ経営の問題、歴史的背景、地域性など、すべてが含まれた中での「ダービー」でなければならない。福岡 VS 鳥栖は「これぞダービー」という雰囲気を作り出しています。単なる試合、選手同士の戦いにとどまらず、クラブ、サポーター、地域を含むすべての背景がぶつかる戦いこそが真の「ダービー」。それが今の日本人選手に必要なものを生み出すことのできる機会であり、重要な財産をもたらしてくれる場所だと思います。日本サッカーに足りないもの、サッカーにおいて大切なもの、イコール“闘争心”が、そこにはある
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